漫画「かくかくしかじか」から学ぶ「絵描きにとって1番大切なこと」とは?

はい、どうもこんにちは、神絵リノと申します。

私の大好きな漫画の1つに『かくかくしかじか 』という

東村アキコ先生の「幼年時代からの生い立ちと、有名漫画家になるまでを描いた」エッセイ漫画があります。

この漫画は数多くの絵描きたちに強く影響を与えた作品だと思っていまして、

かくいう私もこの漫画の影響を色濃く受けた者の1人であります。

今回の記事では、読んでいるだけで絵を描くモチベーションが上がってしまう不思議な漫画『かくかくしかじか』から学んだ「絵描きにとって1番大切なこととはなんなのか?」について話していきます

「最近モチベ湧かない」というそこのあなた!とりあえず聞いてくださいな

リノ

注意
この記事では多少のネタバレを含むものとなっておりますが、重大なネタバレは控えておりますのでご安心ください。

「かくかくしかじか」から学んだ「絵描きにとって1番大切なこと」とは?

とにかく描け!

出典:『かくかくしかじか』5巻 103ページ

冒頭から結論を言わせていただきますと、とにかく「描け」これが全てなんですよね。

「描け」というセリフは、

東村アキコ先生の恩師である「日高先生」が作中で何十回、何百回と繰り返し発言していたことなのですが、

恐らくアキコ先生自身も『かくかくしかじか』という作品を通して1番伝えたかったメッセージでもあるように思えます。

誰にでも「大好きな絵が描けなくなる経験」があるはず

出典:『かくかくしかじか』2巻 43ページ

作中では、高校時代にずっと絵を描いてきた「東村アキコ先生」ですが、大学に入学してから絵が描けなくなってしまいました。

本当に絵を描くには最高の環境でした。なのに私は、大学に入ったとたん絵を描かなくなった。

「描けなくなった」というほうが正しいかもしれません。

絵を描くために美大に入ったはずなのに――――

さあ 地獄の4年間の始まりです。

「かくかくしかじか」2巻 41~43ページより引用

この「絵が描けなくなる」という現象はどんな絵描きにも起こりうる現象だと思っていて、実際に私(中の人)も美術系の学校に通っているのですが、何度も描けなくなったことがあるんですよね。

理由も人それぞれかと思いますが、多いのは以下の理由でしょうか。

  • モチベーションが湧かないから
  • 描きたいものがないから
  • 描きすぎて疲れたから
  • 自分の思うように描けないから
  • 上手に描けないから
  • 環境や画材が悪いから
  • 嫌なことがあったから

などですかね。

このモチベーションというものは厄介で、「体調や環境」などによって左右されるものなので「描けなくなる現象(スランプ)」が起こるのは仕方ないように思います。

実際に作中で「アキコ先生」は石川では描けないものの、「実家の宮崎県」に戻ったらなぜか描けるようになったシーンがありました。

ですので、私個人の意見としては、絵と距離を置くというのも1つの有効な手段だと思っているのですが・・・

とりあえず描いたら「描けるようになった!?」

出典:『かくかくしかじか』2巻 61ページ

ただ、この作品で最も伝えたいことは、そんな私の意見とは真逆のもので、

あの日高先生が執拗なぐらいに繰り返し言ってた言葉「描け」ってことなんですよね。

どうしても絵が描けなくなってしまったアキコ先生は、両親の前で泣いてしまい、日高先生が部屋まで駆けつけて来る感動のシーンがあります。

私だったら「少し距離を置こうか」的なことを言ってしまうと思うのですが、そこはさすが日高先生で、

余計なこと考えんでいいから 見たまんま描け

ホラホラホラホラホラ―――ッ

描け描け描け、鏡見て描け―――――ッ

ホラホラ早よッ 早よ描け早よ

ホラホラホラ  ホラ

描けッ

「かくかくしかじか」2巻 60~61ページより引用

これはまるでヤ○ザのようです。失礼しました。

日高先生に言われた通り、余計なことを考えないようにして描いた結果、なんと「スランプだったアキコ先生」は描けるようになるのです。

「なんだよ・・・・描けるじゃん・・・こんな簡単なことが・・・あたしどうしてできなかったんだろ・・・」

とアキコ先生は描きながら思うシーンがあるのですが、

これも絵描きあるあるだと思っていて、調子のいいときは「なんでこんな簡単なことができなかったんだ」と思ってしまうんですよね。

しかし、「こんな簡単なこと」がほとんどの人にとっては「ときには難題になりうる」ものなんです・・・。

いやぁ、絵って難しいですよねほんと。

 

しかも、アキコ先生がそのときに描いた作品は、大学の厳しい先生たちの講評で、「いいじゃない」と評価されます。

私も美大生ですが、実際に講義の講評はかなり辛辣なことを言われるので、これはかなりすごいことだと思いますよ。

ちなみに私はいつも最低評価でしたな。地獄の時間でした・・・・

リノ

終わりに

とにかく「描け」

「絵がなんで描けなくなるのか」、それは人それぞれ違う問題なので非常に厄介です。

一般的には「絵と距離を置く」ということをやる人が多いと思いますし、私自身も絵から離れるというのが効果的であるように思っていました。

しかし、「かくかくしかじか から学んだ絵描きにとって1番大切なこと」つまり日高先生の教えは、

そんな私や、世間一般の考えとは真逆で

「悩んでいる暇があったら描く、辛いときこそ描く、下手でもなんでも描く、なんも考えないで描く、死ぬまで描く、とにかく描く、描け――――ッ」

っていうことなんですよね。

アキコ先生のように、「描けなくなったけれども、余計なことを考えないでとにかく描いたら解決した」ということもあると思うので、ときにはそういう考え方で取り組むのも大切だと思いました。

「絵と距離を置いてめいっぱい遊ぶ」というのもいいかもしれませんが、そういう人は「描けないときこそ描く」という手段があることも覚えておいてくださいな。

シホ

ん~なんか最近どうも調子が乗らないんだよね・・・少し休もうかな
そういうときこそ描け―――ッ(←読んだ直後で影響された)

リノ

シホ

なんかいつもと違う!??